今回は3Dプリンターを利用して製作したラジコンヨットを紹介します。
ご要望いただいた皆様、大変お待たせしました。
クラスはIOM
製作したラジコンヨットは国際1mクラス(IOMクラス)になります。
国際大会も開かれており開発クラスのラジコンヨットでは今一番熱いクラスだと思います。
皆さんもぜひ船を作って参加してみてください。
まずは国内大会への参加から~。
日本模型ヨット協会(JMYA)
http://jmys.o.oo7.jp/index.htm
たのしいよ~。
IOMNCAJPN
https://iomncajpn.web.fc2.com/
建造規則
https://iomncajpn.web.fc2.com/pdf_kisoku/iomcr2022_jp_v1.pdf
データの購入先
今回製作した船のデータは
https://www.radiosailingshop.com.au/index.php?main_page=product_info&cPath=44&products_id=1120
で購入したデータを利用して製作を行いました。
プリント部品のすべて。ハルは7分割です。
使用したプリンターはpulsaMK3S+です。
船の名称
マンタエクストリーム
設計はアンディ ホフマンさん
RG65クラスで有名な設計者の方です。
RG65クラスのマンタ2017は私も以前制作しました。
(もう6年になるんですね・・・。RG65クラスのマンタ2017のお風呂でバルブの位置決め時の写真。なつかし~。)
ルール上、全長1m(船体の長さ)以下のクラスです。
基本的に船体の長さが1m以下と決められていてその長さが長い方が有利なのでほぼギリギリ1mの船になります。
詳しくは前出のルールを参照してください。
そろそろリンク集が必要かもですね・・・。検討します。
別途購入、製作が必要なもの
今回私が購入したものを参考までに記載しています。
約3年前のことですので参考になれば・・・。
細かいところまでは記載していません。
別メーカーの適合するものであれば変更しても構わないと思います。
それらで性能も変わるかと思いますのでそこは自己判断でお願いします。
使用したフィラメント
PULSA PETG オレンジ
リグはNo.1を2セットNo.2と3のリグはは1セットで合計4セットを製作しました。
ハル周り
キール グレイグスミス
https://www.radiosailingshop.com.au/index.php?main_page=product_info&cPath=44&products_id=191
ラダー グレイグスミス
https://www.radiosailingshop.com.au/index.php?main_page=product_info&cPath=44&products_id=190
バルブ グレイグスミス
https://www.radiosailingshop.com.au/index.php?main_page=product_info&cPath=44&products_id=890
メカ類
ウインチサーボ
https://www.radiosailingshop.com.au/index.php?main_page=product_info&cPath=16&products_id=1101
ラダーサーボ
このクラスだと10kgぐらいのトルクの物が良いらしいです。
受信機
https://www.rc.futaba.co.jp/products/detail/I00000013
受信機用バッテリー
life1800mAh
スイッチ
磁気反応式
https://www.radiosailingshop.com.au/index.php?main_page=product_info&cPath=17&products_id=921
利用プロポ
私はある方にあこがれてオンボードタイプを愛用しています。
マイナーなのであまり参考にならないと思います。
無駄にお値段が高く大きいのでお勧めはしません。
でもこれで慣れてしまっているので普通のプロポに戻れなくなってしまっているだけです。
双葉FX36
リグ関連
マスト
7075φ11.1
https://www.radiosailingshop.com.au/index.php?main_page=product_info&cPath=8&products_id=514
リグ類ほぼ sailsetc
No.1の微風用のリグのみジブブームはφ10アルミブームにしてみました。
効果のほどはよくわからないです。( ´艸`)
セール
全てBG製
http://www.bgsailsanddesign.com/
リグケース、購入しました。
その他の購入品
リンケージ類一式
重量調整用おもり
マスト穴あけジグ
3Dプリント部品を設計しこの機会に自作しました。
マストプリベンダー
3Dプリント部品を設計しこの機会に自作しました。
セール関連 クラス記章 セールNo, 国識別 テンプレート
その他
こまごまとしたものいろいろ
ラダーアームは私の方で強化したオリジナルの3Dプリント製です。
ラダーシャフト取り付けねじは工具差し込み案内用のコーンをつけています。
仕上げ等
ハル(船体)下部はプリント時の積層痕を消すためにダブルアクションサンダーで研磨してあります。
塗装などは何もしていません。
(あくまで自分で設計製作する船の参考にするための仮の船(モデルヨット)のつもりでしたので・・・。)
注意事項
今回は製作過程の詳細までは記載できていません。
出来れば制作の経験のある方に相談して一つ一つの部品を選定しアドバイスを求めてください。
このクラスは最低重量4kgとルールで決まっていますので各所に大きな力が加わります。
実績のない部品を利用する場合は十分な検証を行い採用してください。
十分な整備を怠らないでください。最悪の場合は船を失う事があります。
購入部品だけでも20万円程度は見ておいた方がいいと思います。(プロポ、メカ類等は別で)
ざっくりですみません。
私も買いなおしとか部品待ちが長期にわたり製作期間が長くなってしまい為替の影響もあり把握できていません。
キール、ラダー、バルブなどは購入先に入荷時期等をあらかじめ問い合わせをしておいた方が良いと思います。
入荷してもすぐに売り切れになりやすいです。
(私はかなり待ったので・・・。あまりに在庫切れ期間が長いので自分で作ろうかと思うほどでした。)
部品はほぼ海外での入手になります。
2mのマストは1本だと送ってもらえません。
3本は最低でも発注し他にも部品をまとめて発注しましょう。
出来れば周りの方に声をかけてまとめて発注をするように心がけてください。
国内での入手は個人間での取引になりその個人のスペア用として購入された部品となるかと思います。
レースでのライバルとなる場合がほとんどとなるのでそこはあなた次第です。
安全について。
ノーコン時に備え回収用のボート等を準備して安全に楽しんでください。
気象条件などでボートが出せないときは無理をしないで必ず安全を優先してください。
なぜ作ったのか。
この船を参考に私のオリジナルの船を作りたいと考えて製作をしました。
その船の設計は少しづつですが進めていますが未だ行ったり来たりを繰り返しているところです。
なのである程度方針が固まったら記事にしたいと考えています。
時間もかかっているので気長に待ってください。
国内初の3Dプリンターによる3DプリントIOM。
今回製作した船は
IOMNCAJPN
で3Dプリントで製作されたIOMクラスとして日本国内初の船検を受け登録された船となりました。
自宅の計測用水槽でバルブ前後位置の確認中の写真。
ルールいっぱいの重量でキールが完成。かなり攻めてます。
完成。
完成時重量調整が終わってドラフトを確認した時の写真です。
処女航海。
もっと登れそうですね。( ´艸`)写真を撮りながら操船は慣れないです。
関係する先輩方、問い合わせ等に対応、協力していただいた方には大変感謝するとともに今後のラジコンヨット界のさらなる発展を切望しています。
今後もご協力よろしくお願いします。