RG65クラスの700gのバルブは研削加工を行い製作しました。
材料はタングステン
当時の納期は情勢不安もあって数か月かかった記憶です。
中国からの輸入となりました。
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超鋼用の研削砥石を購入
自分の所有のグラインダーは小さいため125φが最大の径になります。
大きいグラインダーがあればもっと効率のよい作業が出来るのではないかと思います。
大き目と完成時用のテンプレートを3Dプリンターで作りました。
利用したグラインダーです。
保護具は必ず順位しましょう。
砥石の粉が舞うのでカッパを着て換気のため塗装ブースの中で作業する等してください。
一日でこの程度しか削れませんでした。
旋盤があればな~。
休日を利用して2ケ月ちょっとかかりました。
砥石も3枚使い切りました。もうやりたくない~。
想定通りの形状で重量も想定通りです。
テンプレートだけでうまく想定の形状に作ることが出来るのか不安だったのですが思った以上にうまく出来たと思っています。
CADの重量計算って正確ですね。
取付用の穴開けしたら10g減ってしまいました。
ここは私のミス。その穴部分の重量を引いておくのを忘れていました・・・。
焼結金属なので穴開けは鋳物の鉄のような感覚で以外に普通のハイスのドリルでスムーズに開けられました。
利用していて思うんですが鉛のバルブと比べぶつけてもつぶれたりすることも無いので何の表面処理もしていないですがきれいな状態を保てています。
比重が高く鉛のバルブに比べ相対的にサイズが小さいのでスピード重視の船にはそれなりに効果が高いのではないかと思います。
ルール上許されるクラスであればタングステンのバルブは良い選択となるかもしれません。