初めてPRUSA Mk4sを買う方にも参考になるかと思うのでよろしくお願いします。
前回の記事
先ずはMk4sの組み立てから。
Prusa MK4s(キット)
https://www.prusa3d.com/ja/product/original-prusa-mk4s-3d-printer-kit
の組み立て。マニュアルはこちら。
https://help.prusa3d.com/ja/category/original-prusa-mk4s-kit-assembly_2167
エンクロージャーの組み立てマニュアル。
https://help.prusa3d.com/ja/guide/1-introduction_571586
ブラウザーの翻訳機能を使えば特に問題なく組立できると思います。
写真や指示も明確なので特に迷うことなく組み立て出来ました。
エンクロージャーをバンドルで購入した方への注意点
エンクロージャーをプリンター本体と同時に買う方は
最初にエンクロージャーのマニュアルを読んでおいた方がいいと思います。
PSU を外に出すのでその分取り付け、取り外し作業がダブってしまいます。
またクイックリリースコネクターをオプションで購入した場合は電源関連の配線も変わってくるので併せて確認の必要があります。
自分の場合は事前にマニュアルを読んでいたのでダブリ作業を回避できました。
ここはMK3s+をエンクロージャーに入れた経験が有ったので( ^ω^)・・・。
追加でオプションを購入しました。
他には外に出したPSU の中継コネクタがオプションで販売されています。
https://www.prusa3d.com/ja/product/psu-cable-quick-release-for-original-prusa-enclosure-mk4-s
このクイックリリースコネクターを購入しておけば本体をエンクロージャーから出すのが楽になりそう。
なので古いエンクロージャー用と合わせて2つ買いました。
合わせてLED
https://www.prusa3d.com/ja/product/white-led-strip-for-original-prusa-enclosure
エンクロージャーを置く場所にもよると思いますが自分の場合は暗いので・・・。
とフィルター
https://www.prusa3d.com/ja/product/advanced-filtration-system-for-original-prusa-enclosure
フィルターはエンクロージャーを開けたときの嫌な臭いが軽減されるのでこれも必要。
体に悪そうですし( ^ω^)・・・。
まあ活性炭フィルターなんでそれなりだとは思います。
でその電源
オプションの部品プリント用のフィラメントも買っておきました。
ここは予想通り( ^ω^)・・・。
でそれぞれのマニュアルを読み込んで・・・。
ドアの鍵と消火用のチューブはオプションの設定があるけど・・・。
自分の場合はいらないと判断しました。
エンクロージャーバンドルで買うとオプションを選んで購入は出来ないです。
別途買う必要があるようですね。
まあ実際に使ってみて判断して追加購入でもいいと思います。
初めてのプリント
LCDパネルをエンクロージャーの外に出したかったのでその部品をプリント。
電源やLCDへの配線は仮配線のままプリントしています。
PETGのデフォルトの設定でプリントしているんですが結構早い設定ですね。
プリント中は不安になりましたが出来上がりは特に問題なかったです。
古い方のエンクロージャー用にも続けてプリントしてるんですが・・・。
いつものフィラメントで印刷したんですがこれ目立ってますね( ^ω^)・・・。
黒のフィラメントが来たらプリントして入れ替えようと思います。
どうしても気になったら( ^ω^)・・・。
他にプリントするもの。
後はエンクロージャーを移動するときのハンドルもプリントします。
これも目立つと思うので黒のフィラメントが来たらプリントしようと思います。
データは
https://www.printables.com/model/251931-enclosure-printable-parts
からダウンロードできます。
画面は日本語設定するとカタカナの日本語( ^ω^)・・・。
今回購入のエンクロージャー周りのオプションは今回購入の物が来てから手配したのでまだ来ていません。
なので色々中途半端な状態( ^ω^)・・・。
電源ケーブルは仮配線なのとLCDまでの配線はアース線がクイックリリースコネクターの電源ケーブルのオプション・・・。
で保護スリーブがまだつけられておらず( ^ω^)・・・。
サイドのパネルはハンドルがプリント出来ていないのでまだ取り付けしていません。
ここまでで朝10時ごろ初めて夕方6時ごろまでかかりました。
途中食事とかもあったので7時間ぐらいでしょうか?。
後はクイックリリースコネクター、LED、フィルター、その電源が来てそれらの取り付けが終わったら取り付けしようと思います。
とりあえず今回新規で購入のMk4sが稼働できる状態となりました。
MK3s+→ MK4sへのUPグレードキットの組み込み。
とりあえずMk4sが稼働できる状態になったのでMK3s+のアップグレード作業です。
MK3s+→ MK4sUPグレードキット
https://www.prusa3d.com/ja/product/original-prusa-i3-mk3-s-to-mk4-upgrade-kit
のMK3s+の解体、Mk4sの組み立てマニュアルはこちら。
https://help.prusa3d.com/ja/category/original-prusa-i3-mk3-mk3s-mk3s-to-mk4s-upgrade_2176
エンクロージャーでPSUを外出ししているのでそこは配慮しながら組立しています。
マニュアルはメーカーホームページの物が良く出来ているので過程は割愛( ^ω^)・・・。
これはエンクロージャーから今まで使っていたMK3s+を本体を出した状態。
電源はエンクロージャーにつけた状態なので電源からの配線を外してあります。
これをMk4sにアップグレードしていきます。
部品取り
でばらしてお掃除・・・。
再利用するのはフレーム一式、ヒートベッド、XY軸のリニアガイド、Yキャリッジになります。
電源の代わりに取り付けたサポートの部分がオレンジなのでフレームの後ろで目立ちます( ^ω^)・・・。
このサポートはエンクロージャーを買って電源を外に出したときに付けました。
特に問題無さそうなのでこれも再利用します。
Z軸のフレームとYキャリッジは旧タイプなんですがそこまで新しくすると・・・。
新しいのを買ったのと変わらないんじゃないかと。
他の部品は新規に買ったものと区別はつかなかったです。
組立
で自分は旧部品を使ってそのまま組立。
今回電源の中継コネクタのクイックリリースコネクターを購入したのでその関連部分以外は組み立て出来ました。
Mk4sを組立したばかりなのでばらす作業が増えた分を考えても早く作業できたように思います。
後はクイックリリースコネクターが来てからの作業ですね。
ここまでで約6時間かかりました。
今Fedexの追跡を見たら東京、江東区まで追加注文の部品が来ているみたい。
もうすぐですね。
エンクロージャーの組み立てが無かった代わりにばらす作業があったのですが思ったより早く作業が出来たように思います。
でもエンクロージャーのお掃除に意外に時間がかかったようにも思います( ^ω^)・・・。
1日見ておけば余裕で作業は終わるのかなと思います。
以前(Mk3s+の時)と違って作業単位毎に部品がまとめられていて部品を探す時間が少なかったように思います。
Mk3sの時は部品の種類ごとのパッケージだったんで( ^ω^)・・・。
他にはYキャリッジの取り付け方法が改善されていたり・・・。
XYのベルトのテンショナーが改善されていたりと細かいところまで手を入れてあって好感が持てました。
組立が終わって
Mk3s+と比べてもかなり組みやすくなっているんでキットを買ってもいいんじゃないかと思います。
Z軸のリニアガイドも8mmから10mmに強度アップしステッピングモーターも精密な物に変えられているようです。
エクストルーダーを含むプリントヘッドは以前とかなり変わって何とも言えないですが・・・。
ヘッドに基盤があってそこを中継してメインのボードへ配線がされているので何か壊れても交換はしやすそうです。
以前だとメインボードまでの配線をばらして入れ替えだったんで地味にうれしいところ。
でもMk3s+ではサーミスターを一度交換しただけで壊れたことはありませんでした。
なのでその恩恵にあずかれることもそれほどないのかなとは思います。
ヒーターブロックはヒーターとサーミスタが上から差し込むように変更されています。
以前は横からだったんで・・・。
その配線にプリント失敗したオブジェクトが引っ掛かってサーミスタの配線を引きちぎってしまったんですが・・・。
今回はそういった配線がヒートブロックの上側に出るようになったのでプリント失敗時のトラブルも起き無さそうです。
ノーマルのノズルは上側の冷却用フィンの中まで入るチューブと一体になっています。
なのでノズルのゆるみによるフィラメントの漏れも物理的に起きません。
以前は途中に有ったテフロンチューブが劣化してそこにフィラメントのカスが詰まったリしてトラブルになっていました。
そういう事が起きえないので良さそうです。
ヒーターとサーミスタの配線をヘッドの基盤から外してヒーターブロックとノズルが一体となった部分をつまみネジ2本を緩めればごっそり外せるようになっています。
ヘッド回りの整備性は格段に良くなったと思います。
ヘッド自体もある意味シンプルな作りなのでトラブル時にばらしやすそう。
そのため個々の部品は壊れたときに高くつきそうですね( ^ω^)・・・。
今回ヘッドにロードセルセンサーが付きました。
単純にノズルに過重がかかるとそのひずみを検知してヘッドが止まるようです。
プリント開始時の動きを見ていたんですが・・・。
直接ベッドをたたくようなのでヒートベッドに敷くシートの厚みが変わってもOK。
なのでどんどんシートを買い足しても都度厚みを管理しなくてもいいみたいです。
でも直接ノズルがベッドに押し付けられます。
なのでベッドやノズルが摩耗してしまうんじゃないか?。
と不安になりました。
まあ影響が出ない範囲の押し付けなんだとは思うんですが( ^ω^)・・・。
以前は非接触の金属センサーだったのでヒートベッドに置くスチールシートの厚みが変わると補正が必要でした。
でも今回物理接触のロードセルセンサーとなったことで補正の必要はないんですが毎回ノズルの先端がスチールシートと接触します。
ノズルの温度もその時は低めにされているよう( ^ω^)・・・。
ここはしばらく運用してみて問題なければ気にしないようにしようと思います。
その他
あっとヒーターブロックにはシリコンソックスが最初からついていました。
逆にこれでヒーターのキャリブレーションします。
なのでこれがデフォルトとなっているようです。
劣化したら都度交換して維持していこうと思います。
LCDも荒い単色のドッド表示からカラーのきれいなLCDに替わりやっと今どきの機械になった感じです。
一部ですが射出成型の部品も・・・。きれいなシルク印刷?もされています。
カタカナ日本語ですが一応日本語対応もされました。
いろいろとまだ使ってみないと解らないですが多くの部分に手が入っていて改善されているようです。
後は~高さが10mm高くまでプリント出来るようになりました。
プリントできるサイズはほぼ変わらないですがそのほかの部分が充実してきたって感じです。
Prusa CORE One
これを書いていたらこんな情報が( ^ω^)・・・。
機能的にはエンクロージャーの温度制御とビルドボリュームが上に50㎜、奥に10㎜増えました。
でCoreXYガントリーを採用してコンパクトに( ^ω^)・・・。
プリントベッドの上下( ^ω^)・・・。
Z軸がベッドを下げてプリントするタイプです。
このタイプはZ軸の剛性が要求されるんですがどうなんでしょうね。
ベッドのオブジェクトの重量が増えるとZ軸がたわんだりプリント時に揺れたりとあまりよくなさそうなんですが( ^ω^)・・・。
その点VORON はベッド固定でプリントヘッドが上に上がるタイプなのでプリント終わりまでオブジェクトの重量変化の影響を受けません。
ビルドボリュームがそこまで大きくないからこの方式でも問題とならないのかどうかは解らないです。
ちょっと見た感じではZ軸の剛性がどの程度あるのかは解らないので何とも言えないところです。
まあ問題にならない範囲で作られているはずです。
XLも同じ方式なんでそれなりにテストはされているんだとは思うんですがけっこう高くつく方式ですよね。
自分的にはCoreXYならベッド固定の方が安心なんですがどうなんでしょう?。
価格と出荷時期
アップグレードキットが499ドルで2025年3月に出荷されるみたいです。
フルのキットが949ドルみたい・・・。
これMk4sとエンクロージャー買うより安いじゃん( ^ω^)・・・。
でもこれからキャンセルも出来ないし約4~5か月待つことが出来る訳ではないんで仕方ないですね(´;ω;`)。
まあこれもバージョンアップを2回ぐらいしたころに考えようと思います。
(数年後でしょうか?。)
オプションもこれからいろいろ発売されるみたいなんでそのあたりが充実してから考えてもいいんじゃないかと思います。
prusaもオープンタイプのプリンターやめちゃったりするんですかね?。
にしてもバージョンアップが早くなっているんでそれはそれでいい傾向ですよね。
記事
R0.0 新規作成 2024.11.22